愛を繰り返す
息がとまるほど 苦しい思いがある
深い深いところから 呼ぶ声が聞こえる
時空を越えて 存続し続ける愛などあるのだろうか
それが無かったとしたら
この胸の苦しさはなんだろう
まだ見ぬ人への、あるいはすでに『出会ってしまった』人への思い
深い自然に抱かれるような おおらかで幸せな生活
胸をかきむしって 泣き叫び 泣き叫んだ 死。
切り裂かれるような 遠い記憶。
きらびやかな人間模様
思わせぶりな目配せ
気を引くようなそぶり
つらい心を抱きつつ、みずから決めた別れに
張り裂けそうな胸に 涙も出ないあまりの苦しさ
背中に突き刺さる 相手の心
決して忘れることのない 朝
言葉を交わさぬまま わかりあえた空間
言葉にしないまま かなしみも よろこびも
無言のまま行かなければならなかった あの日
無言のまま 見送る
二度と帰ることのない
深すぎるかなしみ
人が生まれながらに持っている『かなしみ』
それを打ち消すために
人は出会うのだろうか
出会い
めぐりあって
それと知らずに
ふたたび愛しあって
ほかの誰とも違う、何かを感じてしまうのだろうか
人類の歴史の足跡は たかだか数千年でも
人類の発生は一説によると500万年前とも言われている ・・・(諸説はあるだろうが)
<100年を1cmなら、簡単な計算で 500万年は 50mになる>
それほどの長い長い時間の中で
人は出会い
愛しあってきて 歴史を重ねてきた
ファラオはファラオの
平民は平民の愛があった
やさしい母の愛や
父の愛
兄弟の愛や
恋人の愛
友情や共感 信仰
たくさんの愛の中で 愛をはぐくんできた
今ここでまた
愛をくりかえす
ふたたびめぐり会って
その人と
愛を 初めから。
何度でも
何度でも
2004.7.4