恋愛のし方を忘れた 2006.6.15
恋のしかたを忘れて
胸のときめきも
もう 思い出せない
相手の存在だけで
一喜一憂して はじけた日々は遠い
少しの苦笑いと
おだやかな安らぎの代わりに
置いてきてしまったもの

意識が遠のいて
宇宙の淵をのぞき込んだら
急いで戻ってこよう
まるで
はじめからそこに居たかのように
瞳の奥をのぞき込む
微笑を交わせば
忘れていた胸の痛みがよみがえる
ただ
その人のために
信頼と 安堵と
なつかしさの入り混じった
地底の国のさらなる奥
迷うことなく
疑うことなく
あたたかで
壮大な過去への旅
やわらかな気持ちを抱いて
未来へ旅立つ
恋は奪う
足もとをすくい
笑いながら駈けてゆく
愛は初めから
遠い山頂を目指して
疲れた足をまた踏み出そう
それさえも忘れて
卒業したと思っていた
さまざまなもろもろ
恋のしかたを忘れて
戸惑って
たちすくんでいる
ゆれるこころが 動くとき
見あげれば
星空
満天の星にたずねても
あしたを教えては くれない
満ち足りた 夕暮れの うすあかりの中
朱に染まる空が
したり顔で 微笑む
流れる雲が 歌いながら
走り去ってゆく
恋愛のしかたを忘れて
戸惑って
たちすくんでいる
あたたかな ぬくもりと
やわらかな 声の記憶を
持ちきれないほど かかえて
夕暮れの 宇宙の中で
戸惑って
立ちすくんでいる
浜島 鳳翔 love ☆