路地の奥には
鳳翔に占いの師はいないが、
氣功の師がいる。
去年、老師は4階の窓から落ちて大怪我をした。
だから今も、新弟子が入っても、訓練をつけることが難しく
鳳翔が弟子の訓練のために 毎週水曜日に巣鴨に通っている。
それも来月には終わるだろう。
先月から、空家だった隣に人が入った
(そこは『とげぬき地蔵』通りの商店街のすぐそばながら
静かで路地の突き当りといった感じで
マンションではなく、庭付きで一軒一軒になっている。
小さな庭の向こう側には2階建てのアパートが並んでいる)
見ると、玄関のドアにベタベタと『おふだ』が貼ってある。
墨跡もなまなましく、朱色の印鑑が押してあるものが何枚もあって
どんな人が引っ越してきたのだろうと思った。
するとそれは、老師の知り合いの占い師?だそうで、
隣が空いたよと知らせたら、さっそく越してきたのだそうだ。
そのうち
神霊なんとかとか祈祷とかいう文字が並ぶ看板をかかげた。
老師と対くらいのご老人で、
神主みたいな格好をしていたり、着物姿で自転車で出かけていったりする。
趣味は『居合抜き』なんだそうで、とにかく元気がいい。
朝早くから『のりと』を大声で張り上げる<商売だから当たり前か・・・>
玄関も庭の方も開けっ放しだから、電話の声も筒抜けで聞こえて来る<とにかく声がデカイ>
最近は玄関先に赤い昇り旗が何本も立っていて 来た人がみんなぎょっと驚く
先週、老師のところのエアコンが水漏れをおこしたので工事の人が見積もりに来た。
訓練中の弟子は汗をかくからと、上半身裸で訓練をしている。
業者は玄関から、声をかけていいかどうか大いに迷ったらしい。(^^;)
そのうえ、
お隣から、例によって
「えぃ! えーぃ! えぇ〜いぃ〜!」
などという大声が何度も聞こえて来る・・・ (^.^;;
業者は、かなりビビって帰っていった。
同じアパートの住人は居なくなるし(そのあと入らない)
真向かいに並んでいるアパートの住人たちは
大丈夫だろうか・・・・A^。^;)
2004.10.3